正しい睡眠をとって痩せたい

正しい睡眠で「痩せやすい体」を作りましょう


Question

最近仕事が忙しく寝不足が続いています。昼食はデスクで簡単につまめるお菓子を食べながら、そして、夕食は深夜まで営業しているファストフード店に立ち寄ることも増えてきました。体もだるいし……。なにかへんな病気でしょうか?

 


 

Answer

突然ですが、こんな症状はありませんか?

 

  • 寝不足が続くとお菓子やジャンクフードなど味の濃いものが食べたくなる
  • 朝からだるくて何もしたくない
  • 寝酒がないと眠れない
  • スッキリ起きられたのがいつだったか思い出せない
  • 電車や車など乗り物での移動はつい居眠りしてしまう
  • 睡眠時間は十分なのに疲れがとれない

 

もし、あなたが1つでもあてはまる症状があれば、正しい睡眠がとれていないと考えられます。残念ながら、「やせホルモン」の分泌が十分に行われず、太りやすく、生活習慣病である糖尿病にもなりやすい生活を送っていることになります。

正しい睡眠をとっていないと「太る食べもの」が欲しくなることは医学的にも立証されています。ちょっと興味深い研究結果がありますので、ご紹介しましょう。

寝不足の人は、一般の人に比べて食欲が増している」という実験結果の報告があります。シカゴ大学では、一方のグループには10時間睡眠を、もう一方のグループには4時間という短時間睡眠を、それぞれ2晩試みました。すると、両グループの体内物質には、明確な変化が表れたのです。

4時間しか睡眠時間を与えられていない、いわゆる寝不足のグループは、食欲を増進させる体内物質が増え、食欲を減退させる体内物質が減少していました。さらに、味の濃い炭水化物を好むようになったというデータも発表されています。

 

裸で眠りながら痩せるホルモン

 

もともと私たちの脳には、本来、活動しているべき日中にだるさや眠気を感じると、それに抗おうと(目覚めさせようと)するはたらきがあります。すると、自然と食欲を増すシステムが脳内で作動し、甘いものや味の濃いものを欲するようになります。

これらのことからもわかるように、睡眠不足は食欲を増進させるだけでなく、味が濃く太りやすい食べ物を欲するような体に変化してしまうのです。

簡単に言ってしまうと、寝不足グループは「過食」に走ったのです。深い睡眠がとれないと肥満の道を進むことになるのです。睡眠不足の状態が続くと、血糖値を正常に保つための機能が低下することも知られていますので、私は良質な睡眠は健康を維持する大切な時間であることを、患者のみなさんにもお伝えしています。

 

▼正しい睡眠をとって痩せたいなら…