健康的な朝を迎える

ダイエット、正しい睡眠をとるだけで1カ月で1キロ痩せる!


Question

来月に高校のクラス会を控えています。友達に久しぶりに会うのはうれしいのですが、当時に比べると体重が増えてしまったので、少しでもあの頃の体型に戻したいと思っています。あと1ヶ月でダイエットを成功させたいのですが、なにかいい方法はありますか?

 


 

Answer

正しく睡眠をとると1ヶ月後に約1キログラムの減量ができています!

こう説明すると、まずみなさん驚きます。また、疑う方も多いのですが、本当なのです。

私たちは毎日睡眠をとり、朝になれば起床をして日中は仕事や家事を行う時間としています。「日中は活動の時間だから、睡眠は、心身が活動を停止(休息)している時間でしょ?」と思っていませんか。

じつは、睡眠時間は活動停止の時間ではないのです。私たちの体や脳をリセットし、成長ホルモンとして知られる「やせホルモン」を分泌させるための、ある意味大切な「活動の時間」でもあるのです。

 

良く寝そうな女

 

例えば、あなたは車を持っていますか? 安全に車を走行させるためには定期的なメンテナンスが必要ですよね。忙しくてメンテナンスに出す時間がないからという理由でひたすら車を走行し続けたとします。するとどうなりますか? 車体やエンジンのメンテナンスが行き届いていないと、思わぬ事故につながる故障をすることでしょう。

この車とメンテナンスの関係が、私たちの体と睡眠ということです。車のメンテナンス作業は「ムダ」でも「停止」でもなく、安全走行するための「安全点検」という「活動」の一種なのです。

 

寝ながらダイエットできている女性

 

さて、もうおわかりいただけたでしょうか。ダイエットには励むものの、睡眠時間の質について今まで深く考えたことがない方は、毎晩もったいないことをしていると思ってください。

では、質のよい睡眠によって分泌される「やせホルモン」が正常にはたらくと、どうしてダイエットの味方になるのでしょうか?

成長ホルモンは、子どもの成長を促すホルモンとして有名ですが、じつは大人になっても睡眠時に分泌されています。主なはたらきは、私たちの体の組織である骨や筋肉などの修復作業です。

これだけですと、いわゆる「メンテナンス」ですが、加えて成長ホルモンには脂肪を燃焼させるはたらきがあるということもわかっています。成長ホルモンが正常にはたらくと1日に約300キロカロリー分のエネルギーを消費できると言われています。これは体重に換算するとなんとほぼ1ヶ月でマイナス1キログラムになる計算です。

約10000キロカロリー(体重1キログラム相当)消費 ÷ 300キロカロリー(成長ホルモンが1日に燃焼させるエネルギー) = 33・3日(ほぼ1ヶ月)

本書ではこの「やせホルモン」を正常にはたらかせるメソッドを、「睡眠」と「睡眠方法」と「食べもの」で説明していきます。これまでに肥満外来で多くの患者さんを診てきましたが、体重コントロールと睡眠の密接な関係はすでに実証されています。毎日正しく眠って「やせホルモン」をスムーズに分泌していきましょう。うまくいけば、3ヶ月後には3キログラムのダイエットが可能になるかもしれませんよ。

「睡眠は次の日を快適に過ごすために必要な夜の活動」であることを意識して、今晩からその時間を有効に使いましょう。

 

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